朝日新聞の朝刊に民主党代表選の候補者、細野豪志氏と
岡田克也氏の政策スタンスの表が載っている。
憲法改正については、両者とも評価・賛成、わしもそうだが、
立憲主義を無視した自民党の草案は断固拒否してほしい。
集団的自衛権の行使容認については、両氏とも反対、
これは良し。
日本の防衛力強化については、細野氏の方が積極的、
中国の覇権主義がある以上、細野氏の見解にわしは賛成。
長期的には消費税10%超もやむをえないという設問には、
両氏共賛成しているが、「長期的」にはわしも
やむを得ないと思う。
日本でもカジノ解禁に、細野氏は賛成しているが、
これはわしと意見が違う。岡田氏は反対だ。
永住外国人の地方参政権を認めるべき、には細野氏が反対、
岡田氏は賛成、わしは細野氏に賛成だ。
原発再稼働は、岡田氏はどちらとも言えないそうだが、
細野氏は評価しないか反対の立場、
わしは細野氏の方に賛成。
こうしてみると、カジノ以外は細野氏の方がわしの考えに近い。
細野氏はナショナリズムを根底に持ったリベラルのようだ。
氏に会ったときに、父親の書斎に頭山満の書籍があったと
話していた。
細野氏は野党再編を封印した。これは正しい。
民主党自体の足場を固める必要がある。
民主党の存在意義を党員全体で共有できるようにしなければ
ならない。
アイデンティティーがないままに維新の党などと一体になれば、
第二自民党ができるだけだ。
そうなれば、本音は自民党に入りたい議員ばかりになって、
政党としては、早晩、消滅する。
細野氏に勝ってほしいが、民主党議員は果たしてどちらを
選択するのか?
言っておくが、もはやナショナリズムなき野党は成立しない。
自民党に対抗するなら、超格差社会を否定して、中間層復活を
ナショナリズムと共に訴える野党を作るしかない。